気まぐれカラスの気まぐれカメラ

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「太平洋戦争の記憶スケッチ展」姫路の中井三成堂にて


姫路の中井三成堂にて
平成26年に92歳で亡くなられた
先代社長中井輝夫氏の遺作スケッチ展が開かれていた。
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約60点とか・・そんなにあったか? 数えてないが・・・のスケッチ画は、
中井氏が太平洋戦争中陸軍兵士としてニューギニアラバウルやハルマヘラ島などを転戦し、その折りの記憶をもとに80歳頃に描き上げたとされる。

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撮影禁止の表示も無いので、カメラに納めまくったが、
これはもう重要文化財に指定して、どこかで常設展示すべきものだと思う。


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水戸飛行学校にて毒ガスの消毒訓練。
訓練なのに毒ガス喰らったようにつらそうだ。



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秋津島」とあるが、正確なシルエットから
陸軍の特殊船「秋津丸」約1万トンと思われる。
船尾から戦車を搭載した上陸用舟艇を繰り出すことのできる船で、
竣工時に簡単な飛行甲板を備え、
後に拡張されて本格的な空母船型になった。
昭和17年播磨造船所で竣工、19年11月に五島沖で戦没している。



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上陸地での風俗。左はラバウル、右は台湾の高雄にて。

テンソク・・纏足(こんなの今時の人はまず知らんでしょうね)
のおばあさんが当時でも珍しかったようだ。



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基地への米軍機の奇襲攻撃。
上のスケッチにはP38P40とかの書き込みが有る。
下はB-25の特徴を捉えている。
超低空で襲撃するので、自機が投下した爆弾にやられないよう
パラシュート付きの爆弾を投下している。



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この兵隊はかなり財産持ち。




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裸足の方が楽だという台湾原住民の「高砂族」兵士。
えっ 少佐?



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そして無事に帰って来ました。
左側の書き込みに吹きだしてしまう。


泣きそうな絵もかなりありました。
本展は9月18日まで。火曜定休。観覧無料。


中井三成堂はヤマトヤシキの北西角。画廊は3階です。

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